IT産業で働く女性

女性の社会進出は、近年ではすっかり定着してきています。
これからの時代、女性を雇わないと会社の発展にも関わる、と女性の雇用に積極的になった会社もあると聞いて嬉しく思います。
しかし一方で、女性の数が減少している業界もあります。
それはIT産業です。

元々女性の割合は少ないようですが、近年では更に減ってきているようです。
その原因としてはやはり労働条件が悪いことや、そもそもこの分野に進む女性が少ないこと、そしてこの分野でもかと思いますが、男女の賃金格差などが挙げられます。IT業界では、男性だけ、女性だけのチームより、男女混合チームが26%~42%も多く特許を取得しています。

男女が協力してアイディアを出すことにより結果が出ることが数字でも明らかになっています。
また、男女比率が適正なチームは最高の知識、才能を持ったチームを常に凌ぐそうです。やはり、男性だけ、女性だけの頭脳や発想よりそれらを組み合わせることによってよりいいものが出来、社会の生産性をよくしている、よくできるということが明白です。

しかし、前述した通り女性は労働条件などから、一度会社を離れるとその半数はIT分野を離れるそうです。これは社会的にも非常にもったいないことです。
IT関連職の知人の会社でも、女性は結婚や出産を機に会社を辞める人が多いし、体調を崩して辞める人も多いと言っていました。

ですが、IT技術、産業の発展は私達の生活にはもはや欠かせないものになっています。
このままだと生産人口はどんどん減る一方なのですから、女性の働き手が減ると困ってしまうのは何より私達でもあります。
どの職にも言えることですが、労働条件の改善は必須事項だと思います。
そうすることで、女性エンジニアも今後活躍する機会が増えると思います。
そんな働きやすい労働環境が整備されることを期待しつつ、業界で長期で活躍するためにスキル向上を図る女性エンジニアが今多いのも事実です。

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